・ | バレエ界のカリスマミーシャです。 父は技術者、母は裁縫士でバレエファンでした。母の影響で12歳からバレエを習い始め、15歳でワガノワ・バレエ・アカデミー、19歳でレニングラードのキーロフ(現マリインスキー)バレエ団入り、アレクサンドル・プーシキンを師事し1969年にソリストとしてデビューしました。 |
・ | 1970年西側諸国での公演旅行で自国の芸術環境に疑問を感じ、1974年、ボリショイ・バレエの客員としてカナダに巡演した際亡命しカナダ・ナショナル・バレエに入団、同年アメリカのアメリカン・バレエ・シアター(ABT)に招かれ持ち前の肉体美と驚異的なテクニックでトップ・スターとして世界中で活躍を始めました。 1978年から約15ヶ月、ニューヨーク・シティ・バレエ・カンパニーに加入するも1980年にダンサーと美術監督としてABTに戻りました。1986年7月3日には合衆国の市民権を獲得し、2000年アメリカ国内外の楽壇への功労からケネディー・センター名誉賞を受賞しました。 |
・ | 1990年にはホワイト・オーク・ダンス・プロジェクト(バリシニコフ・ダンス財団)を共同設立し、2005年11月、ニューヨークにBaryshnikov Arts Center(バリシニコフ・アーツ・センター)完成。 |
・ | 俳優として1977年「愛と喝采の日々」でデビュー、アカデミー助演男優賞にノミネートされ、1985年まるで自身の体験のような「ホワイト・ナイツ/白夜」でもグレゴリー・ハインズと共に素晴らしいダンスを披露しました。2003年アメリカのTVドラマ「SEX AND THE CITY-セックス・アンド・ザ・シティ」Season6のEpisode12(運命の人を求めて one)〜Episode20(しあわせ探しの末に An American Girl in Paris Part Deux)でサラ・ジェシカ・パーカー演じる主人公キャリー・ブラッドショーの恋人のロシア出身の世界的芸術家アレクサンドル・ペトロフスキー役という、バリシニコフならではの役でゲスト出演。2004年11月サラ・ジェシカ・パーカー来日の際のインタビューで 「彼は私がずっと憧れてきたバレエダンサーなの。ミーシャと共演(セックス・アンド・ザ・シティにて)できるなんて夢にも思っていなかったから本当にうれしかった。」とコメントされるようなカリスマです。 |
・ | 2017年4月(69歳)出身国のラトビアから名誉市民権を与えられた。すでにアメリカの市民権を得ているため、2つのパスポートを持つことになる。パスポートを受け取る式典で「ラトビア政府から名誉市民権を受領するための招待を受けた時、私の心は震えた。生まれた国に外国人としてではなく、地元出身者として戻り、母の墓を訪ね、子供のころ大好きで尊敬していた人たちと旧交を温めたりするのは何と素晴らしいことだろう、と思った。とても感謝している」と述べた。2015年よりラトビアの芸術プロジェクトに参加し、世界的評価の高い舞台監督、アルヴィス・ヘルマニス氏とのコラボレーションなどを行っている。(ロイター通信)また、2017年、世界的に顕著な業績をあげた芸術家に毎年授与される、第29回高松宮殿下記念世界文化賞「演劇・映像部門」を受賞した。 |
・ | 2022年6月1日までに、ロシアのプーチン大統領にあてた公開書簡を発表し、「あなたのロシア世界、恐怖の世界、ウクライナの教科書を燃やす世界は続かない」と痛烈に批判した。2022年3月に推理作家ボリス・アクーニン氏や著名な経済学者セルゲイ・グリエフ氏と共にウクライナ支援活動「本当のロシア」を立ち上げており、これまでに120万ユーロ(約1億6000万円)を超える寄付金を集めている。(モスクワAFP時事) |
・ | 女優のジェシカ・ラングとの間に娘のアレクサンドラ、元バレリーナのリサ・ラインハートとの間にソフィア、アンナ、ピーターの3人の子供がいる。 |
・ | 関連サイト:Baryshnikov Art Center バリシニコフ最新ニュース チケットぴあ/バレエ・ダンス 「Madre」さんのミーシャ(このページは「Madre」さんの推薦により作成) |
収録年 | 作品名 | 所属 | メディア | ||||
1969 | Worlds Young Ballet | キーロフ・バレエ (モスクワバレエコンクール) |
DVD US |
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1969 | THE GLORY OF THE KIROV キーロフ・バレエの栄光 |
キーロフ・バレエ (09.農奴ニキシュの物語) |
DVD | ||||
- | Story of Kirov Ballet | キーロフ・バレエ (オムニバス ドキュメンタリー) |
VHS US |
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1976 | Baryshnikov at Wolf Trap | アメリカン・バレエ・シアター | DVD US |
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1976 | Baryshnikov Dances Sinatra | アメリカン・バレエ・シアター | DVD US(r1) |
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1977 | GISELLE ジゼル |
アメリカン・バレエ・シアター | VHS | ||||
1977 | Nutcracker | アメリカン・バレエ・シアター | DVD US | ||||
1978 1979 |
Balanchine New York City Ballet バランシン ニューヨーク・シティ・バレエ |
ニューヨーク・シティ・バレエ | DVD | ||||
1980 | Carmen | アメリカン・バレエ・シアター | DVD US(r1) |
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1982 | The Dancer And The Dance | アメリカン・バレエ・シアター | VHS US |
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1983 | Don Quixote ドン・キホーテ |
アメリカン・バレエ・シアター | DVD | ||||
1983 | GREAT PAS DE DEUX グレート・パ・ド・ドゥ |
アメリカン・バレエ・シアター (オムニバス ドン・キホーテ) |
DVD | ||||
1983 | BALLET FAVOURITES ベスト・オブ・バレエ 華麗なるダンサー |
アメリカン・バレエ・シアター (オムニバス ドン・キホーテ) |
DVD | ||||
1984 | Balanchine | アメリカン・バレエ・シアター (「放蕩息子」の稽古シーン) |
DVD US |
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1984 | American Ballet Theatre at The Met レ・シルフィード シルヴィア トライアド パキータ |
アメリカン・バレエ・シアター | DVD | ||||
2009 | PLACE M.バリシニコフ&アナ.ラグーナ |
2009年61歳のミーシャ | DVD | ||||
2012 | クラシック・バレエ・ガイド | レッスン&鑑賞に役立つ20のポイント | DVD | ||||
2019 | ザッツ・ダンシング! | PART3バレエ編ナレーター | DVD | ||||
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公開年 | 作品名 | 役名/(制作担当) | ジャンル |
1977 | The Turning Point 愛と喝采の日々 |
Yuri Kopeikine ユーリ・コペイキン |
映画 (DVD) |
1985US 2019日本盤 |
THAT'S DANCING ザッツ・ダンシング! |
PART3バレエ編ナレーター | 映画 |
1985 | White Nights 白夜 |
Nikolai Rodchenko-Kolya ニコライ・ロドチェンコ-コーリャ (+振り付け) |
映画 (DVD) |
1987 | Dancers ダンサー |
Tony Sergeyev トニー・セルゲイエフ (+バレエ系列演出) |
映画 (VHS) |
1991 | The Cabinet of Dr. Ramirez | Cesar (+脚本) |
映画 |
1991 | Company Business ロシアン・ルーレット |
Pyotr Ivanovich Grushenko ピョートル・イワノビッチ・グルシェンコ |
映画 (DVD) |
1998 | Mikhail Baryshnikov's Stories from My Childhood |
(TVプロデューサー) | TVドラマ |
2003-2004 | Sex and The City(SATC) セックス・アンド・ザ・シティ |
Aleksandr Petrovsky アレクサンドル・ペトロフスキー |
TVドラマ (DVD) |
発売年 | 作品名 | 作 | ジャンル |
1984 | バリシニコフ・アット・ワーク | ミハイル・バリシニコフ(著) マーサ・スウォープ(撮) 井辻 朱美(訳) |
写真集 |
1986 | バリシニコフ 故国を離れて | ゲナディ・スマコフ(著) 阿部容子(訳) |
伝記 |
1987 | バリシニコフ・オン・ブロードウェイ | マーサス・ウォープ(撮) ウォルター・テリー(解) 薄井憲二(訳) |
写真集 |
1988 | ミハイル・バリシニコフ 愛と喝采の日々… |
河原晶子 梶原和男(編) | シネアルバム |
2000 | いま、輝く男性ダンサー 熊川哲也,マラーホフ,ルグリ ロマン,デュポン,バリシニコフ |
ダンスマガジン(編) | インタビュー集 |