■燃えろ!アタックへようこそ!■ |
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● | 1980年開催モスクワオリンピックで特にメダルが期待されたのは、個人ではマラソン瀬古利彦、後のロス・アンゼルス五輪で金メダルを受賞し国民栄誉賞も受賞した柔道の山下泰裕、そして団体では開催国ソ連と世界一を競っていたエース横山樹理(ユニチカ)率いる日本女子バレーボールだった。その期待に応えるように、モスクワオリンピックを目指すスポ根ドラマ「燃えろ!アタック」が制作された。高校バレーボールのドラマのためフジテレビ系で放送されそうであるが、モスクワオリンピックのプロモーション的役割もあり、モスクワオリンピックの独占放送権を獲得していたテレビ朝日系で放送された。 |
● | 同局ではモスクワ五輪の公式マスコット「ミーシャ」の子供向けプロモーション番組「こぐまのミーシャ」が1979年10月6日より放送され、1979年末から始まった開催国ソ連のアフガニスタン侵攻の影響による日本のボイコットの影響を受け1980年4月5日に打ち切りになるのに対し、「燃えろ!アタック」は1979年1月5日からモスクワオリンピック開催の約1週間前の1980年7月11日まで放送されボイコットの影響をあまり受けなかった。放送当時最高視聴率は19.5%(第61話)を記録するほどの人気作品で、後に中国でも「排球女将」のタイトルで放送され視聴率80%の国民的大ヒットとなった。また「月刊テレビランド」(徳間書店)では漫画版が連載された。 |
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■2005年6月6日開設 2016年3月30日更新 |
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